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講師から一言

講師から一言

  • 2021年4月

    • 2021年3月

      B君のこと
      2021/04/22
       B君は、高1から高3の入試直前ぎりぎり迄、当塾に通っていました。模試では東大文ⅠにずっとA判定でしたし、周りは東大理1、慶応医学部に合格する生徒がいるような特別なクラスに在籍していました。毎日5時間程度、英数を勉強して、休日にまとめて理科を勉強する。国語は苦手なので、Z会の添削を高1の初めからやり続ける。このスタイルが高校に入学してから卒業迄、一貫して実践して来たB君の作った方針でした。センター試験直前迄、模試では国語が7割程度しか取れない状態が続いていましたが、実際のセンター試験では国語で9割取って来ました。継続は力なりというのを実証した事になりますね。
       B君は、 自分が何をすれば良いのかの戦略がキチンと本人の中で出来ていたのでしょう。当塾では、本人が気になっている問題を一緒に解くというスタイルでやって来ました。数学の2次試験において、京大は整数問題が良く出るというので、一緒に「大学への数学」という受験雑誌の増刊号の「整数問題」を解いたりもしました。もっとも、実際に受験した年度の試験に整数問題は出なかったのですが。
       東大合格も楽勝でしたが、本人が京都という土地に憧れがあって、京大法学部に進学しました。後で聞いたことですが、医学部に行こうかと考えていた時期もあったようです。元々クラスが理数科でしたので、どこにでも行けたという事です。進学校なので高2迄に数学の一通りの学習は終わっていました。
       こんな風に書くと、順風満帆で何も問題がなく過ぎてきたように見えるかもしれませんが、学校においては、数学の教師と折り合いが悪く、高2から全く授業に参加していませんでした。自分の教室の机にバリケードを作って、自学自習していたとのことです。そういうことが許されるだけの実力を教師側が認めていたということでもあります。そういう訳なので、数学に関しては私の塾が学校での授業の代わりになっていました。
        ところで、塾での勉強の方針は彼が決めました。当塾でやる問題もやる事もすべて彼が決めた事です。解らないこと、気になること、腑に落ちないこと、何となく解った気になっているが、実はカン違いしていることも、間々ありますね。個別対応だから出来ることです。今更解っていることを聴いたって意味がないですよね。解っていることの繰り返し学習は自分一人で出来ます。というか、自分でやらなくてはいけないことです。そんなトレーニングの為に塾を利用するのは馬鹿らしいことです。強調したいのは、この一点が分からくて前に進めないという事があります。そういったことだけを中心にして一緒に勉強して行きませんか。
      B君のこと
      B君のこと

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